カミサンとKenがカミサンの実家に帰省、
コンビニ弁当に囲まれながら会社に行く。
一人きりの夏が始まった。
この画面は、簡易表示です
7月7日。また友人の命日が来るのだが、それとは別にやはり七夕は素敵だとも、最近思ったりもする。
あれからしばらくして、正しいことをしていれば、彼は自分の身のうちに生きてくれるだろうと思うようになった。
そして同じ方向を見て笑顔と決意の顔をして横に並んでくれるだろうと思った。
今は、いつしか自分も多くの出会いをし、楽しい毎日を送れている。彼のお陰だと思っている。
以前の七夕の記事に心にしみるコメントをしてくれたあなたなら
気楽にやんなさいよと笑ってくれるかもしれませんね
だから、まだまだ皆の中に居てくださいね、もちろん私の中にも。
月日が過ぎると、人の記憶はあてにならないもので
どんなに強烈な記憶でも薄れてしまっていく。
今年2008年7月7日。あれから8回目の命日を迎える親友。
不思議なものというか当たり前というか、
自分は年とっていくものの、脳裏に浮かぶ、
ため口をたたく彼の姿は34才の若者である。
今日は、インターネットの人々が今なお、
微かに思い出す(私にとって今もなお偉大な親友である)
彼の姿を、日記に残しておこうと思う。
そんなわけで、苦手な方はすいませんが、スルーしていただきたい。
ちょっと、苦手な人はスルーしてください。すいません
空の向こう(すいませんスローライフ&スロカノさん。このフレーズあんまり感動したので借用させてください)の親友がいます。今年の7月7日が7回忌?でした。
大学時代からの友人で、なにかと家に行っては一緒に宿題をやったり、遊びに行ったり。
彼は活動範囲が広い社交家で、友人も多い多趣味な男でした。雑誌の編集のサークルに入っていて編集長もしていました。流行にも敏感で、当時人気だった米米クラブのコンサートに一緒に行ったこともありました(つくばの奥地から、車をかっとばして、東京のコンサートに行きましたっけ)
会社に入ってからも月に一度は彼の家で、気の許せる友人たちとともに鍋会をしました。ジンギスカンをやったり、おでんを食べたり、そこでいろいろ仕事の話をしながら、お互いの話をするのが何よりの宝物でした。
彼はASCIIという雑誌編集の会社に入っていましたが、インプレスという会社に創業者と一緒に移っていました。「今度出す雑誌なんだけどさあ」といろいろ意見を聞いたり、こんな本がほしいという話に付き合ってくれたり。。
そこで、お酒が本格的になると、出すのは私のカクテルセット。新入社員の頃に買ったカクテルセットで、つたなくも、カクテルを造ります。皆で「これは良い」。「まずいじゃんこれ」。「きっついはこりゃ」、なんていいながら、わいわい飲んだものです。
とにかく面倒見のいい男で、何かあるとほっとけなくなるらしい。「デートをすることになったがどこへいけばいいかわからん」というと、即座に書店に連れて行き、ここの遊べるドライブ編のどれかを選べという。そんなこんなでいつもサポートしてもらう。僕は、何かあると彼に電話し、悩み相談しては、一緒に飲んでもらったり、遊びまわったり、そんなことをしていました。
ある日、電話をしていて、新スタートレックで、ドクターの息子が、今は無き父のビデオレターを見て、空虚感を味わうシーンを話すことがあったとき(なんでそんな話になったかは忘れた)、「やっぱ、ビデオはよしとこう」とぼそっと彼がいったのが忘れられない。何の事?ってそのときは聞いたら、ごまかしていたけど。その頃からガンが進行していたらしい。
NHKの「世紀を超えて」というガン医療の番組に彼が出演したとき、なんともびっくりしたけど、それ以上になんとも恐ろしかった。彼の行く末がどうなるのか。。。やはり、恐れたとおりに彼は空の向こうに行ってしまった。7月7日、七夕の日は彼の家族にとっても僕にとっても、もうひとつの意味で特別な日になった。今でも七夕の日に空を見上げると、「銀河鉄道の夜」のように彼の乗る列車が見えるような気がする。
それから、僕はカクテルを作るのがなんとなく嫌になった。罪悪感とまではいかないけど、何かカクテル作りというそのものが色あせてしまって、、、やっぱり、友人と一緒の思い出のものだから。。。
あれから7年強。そんな日々をすごしてきた。でも最近違ってきたんだ。yutaさんたちのBlogやオフの様子を見たり、そこで楽しくカクテルを作っているのを見て猛烈に、また作りたいなあ。自分も楽しみたい。そんなことを思うようになった。
それはひとえに、家族が支えてくれて、昔の友人が支えてくれて、そして、新しい友人(Blogをみてくれるあなた方のことです)も日に日に増えていく。その中で、新しいことに目を輝かせる自分がいる。何事にも歓喜する自分がいる。
だから、山下。封印をとかせてもらうよ。カクテル作りも再開する。
たぶん、君が一番喜んでくれるだろう?何でも自分のことのように心配してくれる君の事だから。
【ホット・エッグ・ノッグ】
ラム — 20mg
ブランデー — 10mg
暖めた牛乳 — 70mg
卵黄 — 1個
砂糖 — 1+1/2 tsp
数年ぶりだから、腕は鈍っちゃいるが勘弁してくれ。
とりあえず第一弾、味わってくれ。君の好きなソルティドッグはまた今度ね^^)y
彼のプロファイル:
山下憲治
彼のHomePage
(アクセスすると彼も喜ぶんじゃないかな。創造性を感じてほしい)
また彼は人に勇気を与え続けている。今でも(7月2日のところ)
つくづく君はすごいよ。じゃあまた。いつかソルティドックで乾杯しよう。
それまでに僕はもう少し、腕を磨いておくからさあ。