どうも、みみすけです。昨年の末にライオンキングを見てきた話をしたいと思います。
2009年も暮れになったある日、休みの23日に何かを見に行こうということになって、劇団四季のライオンキングを見ることにしました。もう朝から家族三人テンションあがりまくり。
やっとのことで劇場について待っていると、Kenちゃんがカミサンに心配そうに話していました。
「kenちゃん、怖いシーンで泣きたくなっちゃったらどうしよう。」
今までは、どこででも悲しくなったら泣いちゃうKenちゃんでしたので、そんな成長もあったのかと思い、そしてKenちゃんの物語に入り込む性格を「場をわきまえられたら」とても良いことだと思っていたので、うれしく思いました。
ともあれ、劇場では、あまりうるさくすると問題あるらしく、会場を見回る人が、寄ってきて、ちょっと違うところで見ないといけない模様。
それはできれば避けたいので、まあその時は背中さすってやるからとか、そんなことを言っときました。
さて、始まると、本当に楽しいミュージカル。
笑いあり、怒りあり、悲しみあり、恐怖あり。
Kenちゃんやっぱり怖いところは
「こわい、こわい」といってしがみついてましたが、
特に泣くでもなくお利口に見ていました。
そして、あまり物語の関係上言えないですが
一番のところにさしかかり、既に死んでいる
「父も祖父も、お前の中で、お前と共にいる」
ライオン・シンバが自分の誇りを取り戻すシーン。
こっちも、涙腺が弱くなっちゃいました。
その時 、
くぐもった声で「ぐぅぅ」と、横からあらぬ声が聞こえてきました。
Kenちゃん、声を押し殺しながら、駄目だとわかってるんだけど、声が出ちゃう。「あふぅ」
そんな感じで泣きはじめちゃいました。
「あちゃあ、これで我々退場か~」 (@@;;)
かなり焦り、なだめました。
徐々にKenちゃんの声がトーンダウンしたことろ、物語のいっちゃんいい場面も終わって行きました。
結局、見回りの人は寄ってきませんでした。
良く考えると、物語の一番盛り上がるシーン。
作品の流れを理解したうえでの嗚咽だったので、
ある程度他の大人たちも泣いてましたし、
声自体もそれほど大きなものではなかったのかもしれません。
親としてはめちゃくちゃ焦りましたが。
でも、父親である自分と、いつも遊んでいる祖父のことを思って泣いたのかなあ、
なんて思ったら、なんとも言えない気持ちになりました。
そしてCMでも宣伝されている、最後の雄たけび。
ライオンキングのメインの役者さんだけあって、
全てがパーフェクトでした。
カーテンコールも何回もやったその後、
再度のカーテンコールで、役者さんがキャンドルを持って、列を組んでいました。
「清よしこの夜」を歌ってくれて
もう一度、会場のお客さんとも一緒に唄いました。
Kenちゃんにとっては、忘れられない思い出になったでしょう。何年か後、この日のこと思い出すのだろうか?
彼が大人になって子供を連れてくるときまでライオンキングやってればいいのになあ。
そんなこと思いながら、帰りました。
ではでは。